クレーム・ド・カシスの選び方

クレーム・ド・カシスは果実リキュールの中でもポピュラーなお酒ですが、その銘柄も非常に多く、日本に輸入されているものだけでも40種類以上あると言われています。

とは言え、クレーム・ド・カシスはとにかく甘い上、日本ではジュースなどと割って飲むことが多いのでワインのように繊細な味を楽しむことは難しいですが、銘柄によってカシスの品種や量、アルコール度数や製法、スパイス類などの隠し味に違いがあり、微妙に違う風味を楽しむことができます。

定番のカシスリキュールでは物足りないという方は是非色々な銘柄を試してみて下さい。

ここでは主なクレーム・ド・カシスの銘柄を比較してご紹介致します。ただし、比較の内容はあくまでも筆者の主観ですので、当然、人の好みや嗜好性によって変わります。あくまで参考としてご覧ください。

また、実用的な比較にしたかったのでルジェ・カシスが基準になっているところがあります。しかし、カシスリキュール全体から見ればルジェ・カシスは中の上といったランクで、ルジェ・カシス以下のカシスリキュールは沢山あります。ここではそれらを省略していることをご認識ください。

主なクレーム・ド・カシスの銘柄比較

ボトル 銘柄
Alco エキス 甘さ 香り 価格
ルジェ クレーム・ド・カシス ルジェ
20% 51% 甘い 普通
クレーム・ド・カシスの元祖にして女王。日本におけるカシスリキュールの定番中の定番。カシスリキュールを始めるならまずはここから。(もっと詳しく・・ 購入
レリティエ・ギュイヨ レリティエ・ギュイヨ
16% 48% 控え目 普通
本場フランスシェアNo.1のカシスリキュール。アルコール度数も甘さも控え目で飲みやすい。(もっと詳しく・・ 購入
マザリン マザリン
20% 61% 普通 普通
カシスエキスが濃厚なカシス好きならたまらないクレーム・ド・カシス。コストパフォーマンスはNo.1。(もっと詳しく・・ 購入
ドメーヌ・サトネイ ドメーヌ・サトネイ
19% 58% 甘い 普通 中上
珍しく”ドメーヌ”が付くカシスリキュール。栽培から製造、ボトリングまで一貫生産で行う稀なクレーム・ド・カシス。その分個性的。(もっと詳しく・・ 購入
ルジエ ノワール・ド・ブルゴーニュ ルジエ ノワール・ド・ブルゴーニュ
20% 60% 普通 高い
ルジェ・カシスの上位版であり最高級のクレーム・ド・カシス。値段は高いがその価値は十分にあり。(もっと詳しく・・ 購入
フィリップ・ド・ブルゴーニュ フィリップ・ド・ブルゴーニュ
20% 不明 控え目 普通 中上
バーテンダー愛用のクレーム・ド・カシス。カシスリキュール好きが行き着くのはこの銘柄。カシスエキスは不明ですが非常に濃厚。(もっと詳しく・・ 購入
シャルル・バノー シャルル・バノー
16% 55% 控え目 高い 中上
フィリップ・ド・ブルゴーニュと双璧を成すバーテンダー御用達のカシスリキュール。フィリップ・ド・ブルゴーニュほど濃厚さは無いが、香りはこちらの方が高い。(もっと詳しく・・ 購入

 

クレーム・ド・カシスを選ぶポイント

クレーム・ド・カシスは非常に多くの種類があるため、どの銘柄を選ぶべきか迷う時があります。

と言ってもリキュールですので、ワインのように繊細な違いがあるわけではありません。基本的には大雑把な好みとなります。

クレーム・ド・カシスにおける好みのポイント

好みのポイントは大きく次の点があげられます。

  1. カシスエキスの含有量
    エキスが濃いと当然の如く濃厚な味わいになります。一般的にカシスの味が濃厚だと美味しいと言われることが多く、カシスオレンジなどのカクテルにしても味はかなり変わります。しかし、カシスエキスが多く含まれていると値段も高くなる傾向があります。
  2. 甘さ
    これは好みが分かれるところです。リキュール(しかもクレーム・ド・カシス)ですので全て甘いのですが、微妙に甘さに違いがあります。カクテルにした時にも甘さによって味がかなり変わりますので、これは試してみるしかありません。
  3. アルコール度数
    アルコール度数は20%のものが多いですが、それより低いものも多くあります。アルコール度数が低い方がさっぱりした感じがあります。基本的にアルコール度数が高い方がカクテルには適している感じがありますが、すごくお酒に弱い人はアルコール度数が低い方が美味しいのかもしれません。

お薦め銘柄

「ツベコベ言わずに何が良いのか教えろ」という方のために、クレーム・ド・カシス選びのポイントとお薦めをあげます。

  • まずはとにかく定番である「ルジェ」を試す。
  • コストパフォーマンスがいいのは「マザリン」。頻繁にカシスリキュールを使うのであればこの銘柄がお薦めです。
  • 多少高くても良いのであれば「フィリップ・ド・ブルゴーニュ」がお薦め。誰もが褒めるほど味は申し分ありませんが、それよりも”通っぽさ”があり格好つけるのにも適しています。バーなどでカシスカクテルにフィリップ・ド・ブルゴーニュをリクエストするとバーテンダーに一目おかれるかもしれません。ただし、お酒が苦手な人はアルコール度数低めで同ランクの「シャルル・バノー」がお薦めです。
  • カシスリキュールを定期的に飲むようになったら、たまに「ルジェ ノワール・ド・ブルゴーニュ」などのプレミアムカシスリキュールを試してみましょう。

つまり、「ルジェ」→「マザリン」→「フィリップ・ド・ブルゴーニュ(シャルル・バノー)」→「ルジェ ノワール・ド・ブルゴーニュ」といった順で試すと自分の定番が見つかると思います。

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●本格的なBarで使用されているのはこのカシスリキュール
●ルジェ社によるカシスリキュールの最高峰