カシスウーロンの作り方
カシスウーロン(Cassis and Oolong tea)はカシス三大カクテルの一つと言っていい定番カシスカクテルです(残りの2つはカシスオレンジとカシスソーダ)。
お酒が苦手でカシスオレンジはちょっと甘すぎるという人の強力な味方、それがカシスウーロンです。カロリーも100kcal前後で比較的低めです(和民のカシスウーロンは26kcalとのことですが、これはカシスリキュールの量が少ないためと思われます)。
カシスウーロンはカシスの甘酸っぱい風味が全面に出ていて、後味に烏龍茶のスッキリした苦味が余韻として感じられるテイストを持っています。全体的にさっぱりしたカクテルですが、決して物足りなさを感じる単純な味でもありません。
カシスウーロンの基本情報
カクテルタイプ | ロングカクテル ※比較的大きめのグラスに氷を入れるタイプ |
技法 | ビルド ※シェーカーなどを使わず直接グラスに入れる方法 |
アルコール度数 | 4~5度程度 ※通常は20度ぐらいなので弱めと言える |
テイスト | 甘口 |
グラス | コリンズグラス/タンブラー |
カシスウーロンの作り方(レシピ)
1.材料を揃える
- グラス
何でもいいですが200~300mlぐらいのグラスが適しています。本格的なカクテルにしたい場合は、タンブラーかコリンズグラスを用意しましょう。 - 氷
氷も家庭用のキューブアイスで十分です。より美味しくしたい場合はロックアイスを使いましょう。 - カシスリキュール
一般的にクレーム・ド・カシスを使いますが、ラタフィアタイプのカシスリキュールでも合います。ただし、かなりスッキリしたテイストになります。 - マドラー
かき混ぜることができるものならなんでも良いです。マドラーやロングスプーンが最適ですが、お家で作る場合はフォークやストローでも構いません。 - 烏龍茶
カシスウーロンには当然必須です。濃いめの烏龍茶だとちょっと渋みが強くなるので普通の烏龍茶がいいでしょう。
2.グラスに氷を入れる
グラスに氷を入れましょう。量は適当で構いませんが、多いと飲みにくいし味が薄くなります。少ないと冷えにくくなります。目安としてはグラスの七、八分目が丁度よいでしょう。
必須では無いですが、氷を入れた後、マドラーで少しかき混ぜます。こうするとグラスが冷え、氷も角がとれてカシスウーロンの美味しさが増します。氷が溶けてできた水は捨てます。
3.カシスリキュールを入れる
カシスリキュールをグラスの1/5ぐらいまで入れます。カシスウーロンの場合は他のカシスカクテルと比べて若干カシスリキュールを多めに入れるのがポイントです。カシスリキュールが少ないと味が極端に薄くなります。
基本はカシスリキュールと烏龍茶が1対3の割合になるくらいにします。タンブラーグラスやコリンズグラスの場合、カシスリキュールは30ml~45mlぐらい入れるのが基本です。
4.烏龍茶を入れる
カシスウーロンのメインである烏龍茶を入れます。グラスの8分目ぐらいまで入れると丁度よいかと思います。カシスリキュールが1に対して3の割合で烏龍茶を入れるのが基本です。タンブラーグラスやコリンズグラスの場合、烏龍茶は90ml~135mlぐらい入れるとよいでしょう。
5.ステアする
最後に混ぜます。カシスリキュールと烏龍茶が混ざるのは当然ですが、氷が溶けて冷たくする役目もあります。混ぜすぎると氷が溶けすぎてしまうので、まずは沈殿しているカシスリキュールをすくい上げるように上下に混ぜ、あとは優しくサッとかき回しましょう。
6.出来上がり
簡単ですね!美味しいカシスウーロンを召し上がれ!!
カシスウーロンの作り方【応用編】
カシスウーロンのアレンジはあまりありませんが、簡単なものに次のようなものがあります。
- スライスレモンを入れる
カシスウーロンに合わせるトッピングとしてはスライスレモンが一般的です。酸味が増してよりさっぱりします。 - 紅茶や緑茶を使う
烏龍茶の代わりに紅茶や緑茶を使うこともできます。カシスリキュールには烏龍茶が一番合うと思いますが、気分を変えて紅茶や緑茶を使うとまた違ったテイストが楽しめます。 - ホットにする
ホットカシスはヨーロッパでよく飲まれていますが、ホットのカシスウーロンも美味しくかなり体が温まります。カシスには末梢血管を拡張して血流を促進する薬効があるので体を温める効果があると言われています。ですのでカシス+アルコール+ホットというのは体を温める飲み物としては最適なのです。ホットカシスウーロンの作り方は、前述した作り方で氷を入れず熱い烏龍茶を使うだけです。もしくは冷たい烏龍茶を入れてから電子レンジで温める方法があります。ただし、この場合はアルコールが飛ぶのでお酒っぽさはなくなります。ホットカシスウーロンは寒い時期にお薦めのカクテルですよ!